今回はロボット掃除機を使う上での注意喚起の記事になります。便利なロボット掃除機ですが、本体の掃除を怠ると大変なことに。
私の失敗談を書き記しますので、「掃除?なんのこと?」という方は参考にしていってください。
Contents
【事件発生】 部屋のカビ、掃除しても消えない。なぜ?
もともと私の部屋は湿度が高めで、カビが出やすい環境でした。
お盆休み明けに久しぶりに部屋に帰るとカビ臭が…。部屋を確認すると木製の家具にカビがびっしりついていたので、「これはマズい」と思い、アルコールでしっかり拭き上げ、換気も徹底しました。
ところが数日後、また同じ場所にカビが。
「おかしい、ちゃんと掃除も換気もしてるのに…」
そこで、ふと頭をよぎったのが ロボット掃除機 の存在です。
【容疑者】ロボット掃除機を疑ってみた
私が使っているのは、エコバックスの「DEEBOT N8 pro +」というロボット掃除機。
ドッグ(ごみ自動収集ステーション)付きで、吸引力も強く、もう3年半ほど愛用しています。
紹介記事はこちら。
【エコバックス】ロボット掃除機を徹底レビュー
ドッグのゴミパックは定期的に捨てていたので、メンテナンスは大丈夫だと思っていました。
けれど、本体はというと――一度も開けたことがありませんでした。(というか開けれることを知らなかった)
「念のため見てみるか」と本体のダストボックスを外してみた瞬間、目を疑いました。
【特定】カビの“絨毯”が広がっていた
フィルターが真っ黒。
細かい白い綿のようなカビが層をなし、まるでカビの絨毯のようになっていました。
カビの写真をタップして開く(閲覧注意)

どうやらこの状態で、3年半、部屋中を毎日のように走り回っていたようです。
つまり、ロボット掃除機がカビ胞子を吸い込み、フィルターで繁殖し、排気で再び部屋中に撒き散らしていた可能性が高い。
考えれば当たり前の話です。
湿度の高い環境で、ホコリ(カビの栄養源)と湿気(繁殖条件)が常に供給されていたのだから、内部がカビやすいのも当然。
でも、ドッグのゴミを捨てているから安心だと思い込んでいました。
【緊急対応】徹底洗浄し解決へ
すぐにマスクと手袋をつけて分解清掃を開始。
フィルター部分にはカビキラーを吹きかけ、しばらく置いてから洗浄。
ブラシ・排気口・内部の隙間もすべて綿棒とアルコールで洗いました。
そして一晩乾燥。
再度組み立てて回してみると、空気のにおいが明らかに違う。
数日経っても、部屋のカビは再発しなくなりました。
同じ構造のロボット掃除機は多い
調べてみると、ロボット掃除機の多くが、同じような空気の流れを持っています。
吸気 → フィルター → モーター → 排気、という仕組みです。
ドッグ付きでも、本体側のフィルターや排気口には湿気とホコリがたまりやすい構造。
つまり、内部のメンテナンスを怠ると、どんな機種でも同じリスクがあります。
ちなみにエコバックスの取扱説明書にはきちんと掃除するように書いてありました。AmazonのSwitchBot K10+にもそのように書いてあります。(以下リンクのダストボックスの清掃の部分)
それ以来、こまめにダストボックスの掃除をするよう心がけています。(カビの再発も今の所なし)
「掃除機の掃除」を怠ると、むしろ部屋を汚してしまう。
今回、身をもってそれを実感しました。
それでもロボット掃除機はやっぱり便利
ただし、だからといってロボット掃除機が悪いわけではありません。
人の手で毎日掃除するよりも圧倒的にラクで、床の清潔感も保ちやすい。
問題は「任せっぱなしにしていた」こと。
メンテナンスの手間は、慣れてしまえば数分です。
ロボット掃除機を“使いこなす”には、
「掃除機を掃除する」という発想を持つことが大事だと思います。
まとめ
- 湿度の高い部屋では、ロボット掃除機内部でカビが繁殖しやすい
- 本体フィルターや排気口の掃除を怠ると、カビ胞子を部屋中にまくリスクがある
- 定期的な点検・乾燥を習慣にすれば、防げる
ロボット掃除機は、正しく使えば最高に頼もしい家電です。
私も今回の失敗以来、月1メンテを続けながら快適に使っています。
おすすめのロボット掃除機
現在使っているエコバックスのロボット掃除機も優秀です。
どの掃除機にもいえますが、メンテナンスさえ忘れなければ悲劇が起こることはありません。
もしこれから購入を検討しているなら、フィルターの取り外しやすさ と 内部清掃のしやすさ を重視して選ぶといいと思います。
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