うちは湿度が高い部屋で、梅雨〜夏は常にジメッとしています。また室内干しがメインのため、除湿機が欠かせません。
これまでシャープの除湿機(CV-L71)を使っていたのですが、部屋ごとに設置したいという事で二台目としてAmazonベーシックの除湿機も購入しました。
同じコンプレッサー式の除湿機ですが、価格も性能も異なります。
実際に同じ部屋で動かして、除湿の量や音の違いを確かめました。
シャープ vs Amazonベーシック
基本スペックを比較
| 項目 | シャープ CV-L71 | Amazonベーシック 6L除湿機 |
|---|---|---|
| 除湿方式 | コンプレッサー式 | コンプレッサー式 |
| 除湿量 | 7.1L/日 (60Hz) 6.3L/日 (50Hz) | 7.0L/日 (60Hz) 6.0L/日 (50Hz) |
| タンク容量 | 約2.5L | 約2L |
| サイズ・重量 | 幅30.3 ×奥行20.3× 高さ52.4cm/9.4kg | 幅22 ×奥行25 × 高さ46cm/約10kg |
| 価格(購入時) | 23,700円 | 15,800円 |
数値上はシャープのほうがわずかに除湿量も多く、タンク容量も大きめ。また、プラズマクラスター搭載で菌や臭いを抑えることができます。
一方でAmazonベーシックは価格が手頃です。また、目標湿度を設定して、部屋がその湿度になるよう自動で除湿を調整してくれる機能がついています。
室内干しのための衣類乾燥モードはどちらにも搭載されています。
実験①:除湿能力を実際に比較
同じ部屋で同時に稼働させ、どちらが多く水を集められたか実感しました。
実験したのは洗濯物を干した6畳の部屋。
2度実験を行い、湿度は約70〜75%からスタート。
2台を並べて同時に電源を入れ、2時間後にそれぞれのタンクに溜まった水の量を測りました。
結果はこちら。
| 機種 | 平均除湿量 |
|---|---|
| シャープ CV-L71 | 322ml |
| Amazonベーシック | 315ml |
大差がない結果となりました。カタログでもほぼ変わりがなかったため、想定通り?
実験②:動作音の比較(1m離れた位置で測定)
スマホの騒音計アプリで、1m離れた位置から音を測定しました。
部屋の環境音は約41dB。その上での比較です。
| 機種 | 動作音(最大時) | 体感 |
|---|---|---|
| シャープ CV-L71 | 約59dB | 「ゴー」という低音。一定で耳に残りにくい。 |
| Amazonベーシック | 約56dB | 「ゴー」という音に加え、ときどき「ピチャピチャ」と水の音がする。 |
動作音としてはどちらも「ゴー」という音がして寝室で使うには眠れなくはないですが、少しうるさいかなとも思います。
ただ、Amazonベーシックはしばらく運転していると、内部で水が落ちるような「ピチャピチャ」という音がときどきします。
静かな部屋だとこれが意外と気になるため、寝室で使うには少し不向きです。
風向きの違いに注目
ここが、実際に使ってみて大きく感じた違いです。
シャープ CV-L71-W
風の吹き出し口が上部にあり、水平〜上向きに角度調整が可能。
乾いた風を直接洗濯物に当てるように使えます。衣類乾燥との相性が抜群です。

Amazonベーシック除湿機
吹き出し口が側面の上部についており、風向きは固定(横方向のみ)。
部屋全体をじっくり除湿するタイプで、スポット乾燥よりも空間除湿向きです。効率よく乾燥するにはサーキュレーターとの併用が必要かも。

動かしやすさ
シャープは取手がついており持ち上げて移動させます。一方で、Amazonベーシックにはキャスターが付いています。どちらも10kg程度と重いので、移動させるならキャスター付きのAmazonベーシックが良いかもしれません。
総評
両方使ってみて思ったのは、価格差ほどの決定的な性能差はないということ。
シャープは安心感と衣類乾燥性能、Amazonベーシックはコスパ重視で部屋の除湿に◎。
それぞれの特徴を理解して使えば、どちらも「買ってよかった」と思える除湿機です。
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